DDモータとは
DDモータとは?
ギアレスでの使用に特化した高加速・高位置決めが特徴のサーボモータです。
DDモータとは減速機構を使用せず駆動(ダイレクトドライブ)させることを前提としてるため、一般的なサーボモータと比較して低速・高トルクを特徴としています。
また、搭載しているセンサは高精度位置決めに特化し、高負荷軸受けを標準採用することで軸負荷をダイレクトに受けることが可能です。
一般的にギアレス構造にすることで得られる効果(メリット)を下記に記載いたします。

- 静音化 ギヤの摺動音が無い為、静音化につながります。
2. 高精度化
バックラッシによる機械的誤差がないため、
高精度位置決めが可能となります。
3. 省スペース化(小型軽量化)
4. 加速性向上
5. バックドライバビリティ
マスタースレーブ制御の触覚フィードバックを する際に有利になる特性です。
※手術支援ロボ:ダヴィンチを例に紹介します
μDDモーターとは?
世界最小のダイレクトドライブモータです!

ロータリーエンコーダ専業メーカならではの特徴がございます。
従来のDDモータの良さを残しつつ小型中空化を実現しております。

高トルク
従来のACサーボモータと比較して
約5倍のトルク密度

超小型
従来のDDモータと比較して
世界最小クラス

中空軸
サーボモータ業界トップクラスの
中空率35%
製品ラインナップ
小型のダイレクトドライブモータをラインアップ豊富に取り揃えております。
μDDモータならではの導入事例やカスタマイズ事例
採用事例①

ウエハ反転機構
小型・軽量・高精度
半導体の製造において使用される装置です。
半導体ウエハは、集積回路(IC)やその他の電子デバイスを作成するための基盤材料であり、製造工程では何度も表裏の加工や処理が必要になります。
その際にウエハの向きを正確かつ自動的に反転させる役割を果たしています。
カスタマイズ事例

μDDモータ中空軸内タップ加工
MDH-30シリーズの中空軸内にM5×0.8タップを切りました。
このタップを利用してロータリージョイントの接続が可能です。
小型部品搬送のエンドエフェクタや、インデックステーブルのワークの吸い上げ固定+回転駆動にベストです。
よくある質問
Q μDDモータはどのような種類のモータでしょうか
A ACサーボモータです。ドライバ電源電圧はDCですが、内部は三相PMロータです。超低速~高速まで滑らかな位置速度制御や、高精度電流制御が可能です
Q μDDモータはなぜ高精度位置決めが可能なのでしょうか
A MTLのモータコアは他社の一般的なモータに比べてスロットを細かく分割しております。また一体設計しているエンコーダの分解能が高く、より細かい位置を監視している為に高精度の位置決めが可能となっています
Q μDDモータを使用した装置の特長として「静音性」とあるが、なぜ静かになるのでしょうか。
A モータの高回転による機械的な摩擦音や減速機による摩擦の摺動音は、ダイレクトドライブ機構にて装置を製作されることでなくなるためです。
μDDモータ安心してご使用いただける3つのサポート
①選定サポート
お問合せいただきましたら専属担当が付き選定サポートいたします。
モータ選定、ドライバ選定はこちらから
②チューニングサポート
①オートチューニング機能 導入手順と実力値はこちら
(2024年9月限定リリース予定)
②マニュアルチューニングでさらに最適設定
チューニングレシピ、手順はこちら(ユーザ登録必須です)
MTLエンジニアによる有料チューニング申し込みはこちら
③ユーザ様が使い慣れたドライバーでも使用いただけます。
対応メーカーはこちら
③アフターサービス
ハードウエアは多くのテストを合格した製品を厳密な品質保証体制によって管理されています。
万一初期不良でも無償交換致します。
アフターサービスは、修理対応、不調の原因解析の2つになります。
修理のご依頼方法
保証範囲について
下記保証期間内において、当社の責任による故障が発生した場合は、当該品の無償修理または無償交換を行います。
なお、保証は納入品単位の保証であり、交換作業に伴う経費(作業工賃など)や損害賠償などにつきましては、当社負担範囲外とさせていただきます。
保証が適用されない場合について
点検作業の結果、商品の故障ではなく取扱い説明や外部の影響と判明した場合は、保証期間中でも有料となります。
保証期間
使用開始後1年以内(ただし、納入後1.5年以内)
納入までの流れ
標準品
- お問い合わせ
- 基本仕様確認
- 形式選定
- お見積
- ご発注
- 納期
- 出荷 / 納入
- アフターサービス
カスタム品
- お問い合わせ
- 要求仕様確認
- 設計・カスタム対応
- お見積(設計検討費含む)
- ご発注(設計費・試作費)
- 試作 → 評価
- 量産仕様確定 → 本発注
- 納品
- アフターサービス