技術紹介
Technical Information
少量多品種、多様な仕様用途
マイクロテックラボラトリーは、小型・軽量・高分解能な高精度ロータリーエンコーダなどの開発から製造、販売、サポートまで一貫して日本国内で対応しています。
少量多品種を得意とし、これまでに開発したエンコーダは約3,000種類。世界最小クラスのロータリーエンコーダや、従来品の100倍の分解能のスペックを持つ製品など、ニーズに合わせて開発・製造しています。
主な用途
マイクロテックラボラトリーのロータリーエンコーダは、最先端のロボットや医療機器、情報機器など幅広く利用されています。例えば、世界最小クラスのロータリーエンコーダは、ハンドロボットの指関節の制御、配管のなかの傷を見つけるといった超小型ロボットの制御などに使用されています。
ハンドロボットの指関節制御
●採用製品:MES-6
狭所用ロボット移動距離計測
●採用製品: MES-3、MES-6
また、高分解能のエンコーダは、防災用カメラの角度制御に使用されます。望遠でも細かな部分がわかるよう、高い分解能が求められるエンコーダです。
防災カメラの角度制御
●採用製品: MEH-30PSTシリーズ
深傷装置カメラ位置制御
●採用製品: MMS-10
手術アシストロボット
●採用製品: MES-12PSTシリーズ、MLS-12シリーズ
小型・高精度なオンリーワン製品づくり
世界最小クラスのロータリーエンコーダ「ME-3Pシリーズ」は、指先ほどのサイズしかなく、従来品と同じ構成でつくられています。こうした製品は、部品の設計からすべてカスタマイズで製作しています。
また、組み立ても大変細かな作業になるため、独自開発の専用治具や設備を自社内で作り高精度の組み立てを実現しています。
今後の展開~未来のモーションコントロールの実現を目指して
マイクロテックラボラトリーでは、小型・軽量・高分解能という特徴をさらに追求しながら、エンコーダの仕様環境を拡大させるための製品開発を今後とも推進してまいります。
現在、ダイレクトドライブが可能な小型ACサーボモータ(ロータリーエンコーダ一体型ダイレクトドライブモータ)を新たに開発。小型軽量化ニーズが高まるロボット開発において、未来を切り開く新たなモーションコントロールデバイスになると期待されています。 マイクロテックラボラトリーでは、どこにもないロータリーエンコーダの開発を目指して、今後もさまざまな分野におけるデジタル制御の進化に貢献し、未来のモーションコントロールを実現してまいります。