よくある質問 エンコーダ編#2

サポート・デモについて

Q EU RoHS指令(RoHS2)に対応している製品はありますか?また、対応証明書は発行できますか?

A 可能です。

当社が製造・販売する製品(ロータリエンコーダ、ダイレクトドライブモータ、カウンタ、ドライバ、その他周辺機器)については、
EU RoHS指令(RoHS2)に対応しております。 (一部機種を除く)

また、「RoHS指令対象化学物質(10物質)に関する非含有証明書」として、発行可能です。
※機種により異なりますが、発行には1週間~数か月ほどかかります。
詳しくはお問い合わせフォームからご連絡ください

Q 貸出機はありますか?

A 機種により貸出可能な製品がございます。


外形、分解能、出力信号の確認用ですので、製品保証の対象外となります。
なお、貸出期間は3週間以内となります。
ご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご相談ください。
こちらから

Q 製品仕様書、取扱説明書を入手したいです。

A 可能です。

ホームページにはアップされておりませんので、お問い合わせページよりご連絡ください。
担当からご連絡させていただきます。
お問い合わせフォーム

Q 海外での現地サポートには対応可能ですか?

A 

弊社では海外に輸出された製品に対する現地サポートは行なっていません。

故障の疑いがあり、調査をご希望の場合は、製品単体を弊社にご送付いただき、調査・解析を実施します。
製品にコネクタが付いている場合は相方のコネクタケーブルを付属いただくか。コネクタ部を切断いただいてから送付ください。

また、弊社製品を海外に輸出されるご予定がある場合は、予め以下内容をご連絡頂けますようお願い致します。
・向け先国
・エンドユーザー名
・ご使用用途(装置名)
弊社製品を海外に輸出される場合は、国内において十分に評価されるよう、お願い致します。
お問い合わせフォーム

カスタマイズについて

Q エンコーダのカスタマイズ事例について教えてください

A 弊社では多くのカスタム実績がございますが、ここでは一部をご紹介いたします。


・分解能変更
カタログに記載のない分解能でも、ガラスディスク、メタルディスクの新規設計により製作可能です。
ご希望の分解能をお申し付けください。

・コネクタケーブル
お客様の装置に使用されるコネクタをアッセンブリーして納入いたします。
※弊社にて入手可能なものか、アッセンブリーに必要な設備があるか確認が必要です。

・シャフト形状変更
例えば、シャフト長の変更、シャフト径の変更、中空軸内径の変更、セットビスタイプへの変更など。


・フルカスタマイズ
お客様のご希望仕様に沿って、イチから製作することも可能です。

「現在使用中のエンコーダが生産中止になった」など、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォーム

Q エンコーダケーブルに指定のコネクタをつけて生産することは可能ですか?

A 可能です

カスタマイズとしてご対応可能です。
コネクタ部分まで弊社の保証内で生産可能なため、購入後すぐに使用開始可能になります。

以下、取付実績のあるコネクタメーカーになります

・日本航空電子工業株式会社(JAE) https://www.jae.com/
・多治見無線電機株式会社 https://ssl.tajimi.co.jp/
・MOLEX https://www.japanese.molex.com/molex/home
・タイコエレクトロニクス https://www.te.com/jpn-ja/home.html
・ヒロセ電機株式会社 https://www.hirose.com/corporate/ja/

検査治具の有無でカスタム可否がございますので、まずはお問い合わせください。
こちらから

ワイヤー式について

Q ワイヤー式リアスケールエンコーダMLS-50シリーズのワイヤー外径を知りたい。

A ワイヤー外径:約0.58mmとなります。 

なお、プーリーを介することでワイヤーの引き出し角度を変更することが可能です。
使用するプーリーの外径はφ30mm以上の物、R溝を推奨いたします。


Q ワイヤー式リニアエンコーダ「MLS-30-4500-1000」にて分解能と読み取り値がいくらか知りたい。

A MLS-30-4500-1000はワイヤーが1mm引き出されると50パルス出力します。 ストローク総長は1000mmです。

ワイヤーストローク1mmあたり50パルス出力しますので、分解能は0.02mmヨミとなります。

型式名「MLS-30-450-1000」タイプでは、ワイヤー1mmあたり5パルス出力しますので、0.2mmヨミの分解能となります。

Q ワイヤー巻取り張力について教えてください。

A ワイヤー巻取り張力0.98N~2.94N(約100gf~300gf)とはワイヤーが引き出される長さ1mm~500mmに比例して、バネ張力が上がってくるという意味合いです。

エンコーダ内部のゼンマイばねによる回転ドラムへのワイヤー巻き取り構造となります。

ワイヤー張力は厳密に調整管理されておりません。
恐れ入りますが、ワイヤー張力を個別調整対応することはできません。

インクリメンタルタイプ

Q マイクロエンコーダのZ相出力は負論理となっていますが、仕様上どういう意味なのか?

A 負論理出力とは、Z相検出した範囲で信号が立ちさがります。検出範囲を外れると全て立ち上がり出力となります。弊社製品のZ相出力はMES-45タイプのZ相正論理出力を除き、全て負論理出力となります。

Q 機械的許容最高回転数と最高応答周波数の意味を知りたい。

A 

機械的許容最高回転数とは、エンコーダ内部に搭載している軸受け(ベアリング)の回転許容数となります。ME20P、ME30Pシリーズでは6,000rpmまでとなります。

最高応答周波数とは、1秒間で出力可能なパルス信号数のことです。通常仕様では100kHz(100,000パルス/秒)です。逓倍分割仕様は最高1000kHz(1,000,000パルス/秒)対応可。

機械的高速回転用ベアリングを搭載して10,000rpm(瞬時)対応可。

Q ロータリエンコーダの回転角度精度とは何か? 検査試験校正できる範囲はあるか?

A 弊社では機械的回転角度の絶対精度を規定しておりません。 パルス出力信号精度である位相差とデューティー比の精度誤差のみ示すかたちとなります。

1. パルス信号は一回転あたりの分解能として一周期(T)毎に出力されます。

2. パルス信号の一周期(T)毎のA相とB相の位相差精度はT/4±T/8です。

3. パルス信号の山/谷(Hi/Low)デューティー比の精度誤差は±30%以内です。(実力値±10%)

●弊社ロータリエンコーダ全製品に関しまして,校正証明は「弊社規格内の一般校正」となります。( JCSS 校正には対応しておりません。)
※弊社の校正証明については こちらを参照ください。

Q ロータリーエンコーダのイナーシャ比を知りたい 

A MES-30 慣性モーメント値: 1.8×10-6 kg・m2
  MES-20慣性モーメント値: 2.7×10-7 kg・m2

そのほかの機種についてはお問い合わせください。

ローラエンコーダについて

Q ローラーエンコーダのゴム部分の交換がしたい

A ゴムローラ部品の供給は品質保証上の観点から対応しておりません。

ローラー回転軸とエンコーダ回転部が直結しており、取り付け方によっては、出力異常になる恐れがあるため、ローラ単品での販売はしておりません。

通常は製品現品をお送りいただき、ローラーユニット部を交換修理しております。

アブソリュートエンコーダについて

Q ロータリエンコーダ:MAH-85-2097152N1の角度精度を知りたい。

A 弊社では角度精度値のデータ算出・校正対応を行っておりません。
  製品開発時の実機試験測定誤差値としてはおよそ「±20秒」です。

※数値はあくまでも目安で捉えていただけますよう宜しくお願い致します。

Q エンコーダMAH-42ホールシャフト固定方法として、ホールシャフトへの締め付けトルクを知りたい。

A 先端M8ネジのナット締め付けトルク値は、およそ「12.5N・m」となります。

Q ロータリエンコーダMAH-19とデコーダ基板をセットで納入する場合、MAH-19⇔デコーダhはどのように接続しますか?

A MAH-19⇔デコーダ間のシリアル通信ケーブルは、デコーダ基板側接続部に半田付けにてケーブル接続いただきます。

Q デコーダ基板出力用ケーブルは付属されていますか?付属されていない場合の推奨品を教えてほしい。

A デコーダ基板部に接続用ケーブルは付属されておりません。

基板スルーホールに半田付けいただきますが、スルーホール内径はφ0.8mmにて、芯線はAWG28番線を推奨します。